東京市場ザラバ~トランプ政策実現への不安から276円安~(2017年3月27日)

 

2017年3月27日

・先週金曜日のダウは朝方から小幅高で推移していましたが、4時過ぎに米下院の医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案の可決に必要な票数が集まっていないとの報道で急落し、米下院共和党が採決を中止したことが伝わると急速に戻したもののマイナス$59安で引けました。
一方ナスは一時マイナスになる場面がありましたが、堅調な動きが続いて小幅高で引けました。

明けて本日早朝は一転してオバマケア代替法案の下院での採決が前週末に見送られたことによるトランプ政権の政策実現性への不透明感が広がり、ダウ先物やドル円が大幅に下げて始まりました。
・本日の日経は先週金曜日終値19,262.53よりも191.34円安い19,071.19で寄り付き、しばらく19,050近辺で揉み合っていましたが、10時前に19,000を割り込むと下げ足を速めて18,932まで下落しました。
その後は19,000を挟んだ一進一退の動きが続いて18,985.59(-276.94)で引けました。

 

 

日経先物
18,910で寄り付き、8:50に18,870まで下げた後は戻して9:10には18,950まで上昇して18,880-930での揉み合いとなりました。
しかし9:55に18,880から18,790まで急落し、そこからは18,790-820での揉み合いとなりました。
その後小幅戻して18,820-860での小動きとなり、12:40に18,880までリバりましたが、再び押し戻されてからは18,810-850での小動きが続いて、18,810(-330)▼1.72%で引けました。
現物は18,985.59(-276.94)▼1.44%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,050.67とほぼ変わらない1,049.89で寄り付き、直後からジリ下げとなって10:05には1,034.56まで下落しました。
そこからは反転して10:40には1,041まで戻した後は1,040近辺でこう着が続きました。
しかし13:00からジリジリとした下げとなり、14:40からは下げ足を速めて本日安値の1,030.69(-19.98)▼1.90%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は下落が続いて16:00の111.32から21:40には11093まで下落し、ブラード米セントルイス連銀総裁の「FRBはバランスシート縮小に向けてよい位置にある」との発言で反転して23:00には111.28まで上昇しました。
しかしそこからは再びジリ下げとなり、04:20にライアン米下院議長がトランプ米大統領に「オバマケア代替法案は可決しないだろう」と述べたことが伝わると急落して04:20には110.62まで下落しました。
その後買い戻しが入ったことで急伸して05:40には111.31まで上昇し、111.26でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は35pips下窓を明けた110.91で始まり、直後から下げ出して10:00の110.33まで下げ続けました。
そこからは110.25-45での小動きが続いて、110.25で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
終日ジリ上げが続きました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,269.45とほぼ変わらない3,268.92で寄り付き、前場はプラス圏で推移していましたが、後場半ばにマイテンして3,266.96(-2.49)▼0.08%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,596.72(-59.86)
NASDAQ  5,828.74(+11.04)
・先週金曜日のダウは朝方から小幅高で推移していましたが、4時過ぎに米下院の医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案の可決に必要な票数が集まっていないとの報道で急落し、米下院共和党が採決を中止したことが伝わると急速に戻したもののマイナス$59安で引けました。
一方ナスは一時マイナスになる場面がありましたが、堅調な動きが続いて小幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足