東京市場ザラバ~NY株安とドル円下落を受けて今年最大の414円安~(2017年3月22日)

 

2017年3月22日

・昨日のNY株は医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案をめぐり共和党内が分裂していることで税制改革や規制緩和などトランプ大統領への期待感が剥がれ始めたことや米大統領選でのロシア介入疑惑においてトランプ政権との繋がりを捜査していることをFBI長官が認めたこと、米国債利回りが下落したため金融セクターが売られたため下げ幅を拡大してダウは$237安、ナスは1.83%もの大幅安となりました。

・本日の日経はNYの大幅安とドル円の下落を受けて前日終値19,455.88よりも309.26円安い19,146.62で寄り付きました。
寄り直後に19,100まで下落した後は戻りとなって9時半には19,183まで上昇しました。
しかし今夜の欧米株の動向や安部内閣への影響も懸念される明日の森友学園・籠池理事長証人喚問を控えて上値は重く、9時半からはジリ下げが続いて11時過ぎには本日安値の19,042まで下落しました。
後場になると19,060-100での小動きが続いていましたが、14時半過ぎから一段安となり19,026まで下落して、19,041.38(-414.50)の大幅下落で引けました。

 

 

日経先物
18,940で寄り付き、18,930-990で揉み合った後9:10から上げ出して19,020まで上昇しました。
そこからは19,010-040で揉み合いましたが、9:55からジリ下げとなって11:10には18,900まで下落し、18,910-970での上下が続きました。
引けにかけては再び売られて15:05には18,870まで下落し、18,910(-400)▼2.07%の大幅安で引けました。
現物は19,041.38(-414.50)▼2.13%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,054.55よりも13.27ポイント安い1,041.28で寄り付き、直後から上げ出して1,050まで上昇し、そこからは1,044-49での小動きとなりました。
しかし11:00からジリ下げとなり、後場はひたすらジリ下げが続いて1,033.42(-21.13)▼2.00%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は17:00に112.86を付けた後はジリ下げとなって20:10には112.43まで下落し、一旦戻して21:20112.68まで上昇しましたが、そこからは米国債利回りが急速に下げ出してドル売りの流れになり、更にNY株も下げ幅を拡大していったことでドル円はリスク回避の円買いも加わって04:50の111.53まで下げ続け、111.71でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると111.65-80で小動きでしたが、7:40に急落して111.42まで下落しました。
そこからは111.45-65で揉み合った後9:50に111.77まで上昇する場面もありましたが、すぐに押し戻されて11:10には111.46まで下落しました。
その後再びリバって111.70近辺で揉み合っていましたが、14:40から再度下げ出して111.55で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
終日上昇基調が続きました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,261.61よりも15.39ポイント安い3,246.22で寄り付き、マイナス0.3-1.0%での上下が続いて、3,245.22(-16.39)▼0.50%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,668.01(-237.85)
NASDAQ  5,793.83(-107.70)
・昨日のNY株は医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案をめぐり共和党内が分裂していることで税制改革や規制緩和などトランプ大統領への期待感が剥がれ始めたことや米大統領選でのロシア介入疑惑においてトランプ政権との繋がりを捜査していることをFBI長官が認めたこと、米国債利回りが下落したため金融セクターが売られたため下げ幅を拡大してダウは$237安、ナスは1.83%もの大幅安となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足