昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年2月23日)

NY DOW    20,775.60(+32.60)
NASDAQ     5,860.63(-5.32)
CME(円建)  19,330
日経先物(夜間) 19,340

・昨日のダウは朝方は安く始まりましたが、1月中古住宅販売件数が好結果だったことやデュポンとダウ・ケミカルの合併計画をEU規制当局が承認する見通しとの報道で上昇してからは小幅高水準での堅調な動きが続き、FOMC議事要旨では多くのメンバーが経済が予想通りかそれ以上に進展すれば「かなり早期」の利上げが適切と述べていたとの内容でしたが、大きな反応はなく$32高で引けて9営業日連続の過去最高値を更新しました。 一方ナスは終日小幅安水準での小動きが続いて、0.09%安で引けました。
・昨日のドル円は欧州時間に入ると米10年債利回りが低下したことやユーロがフランス大統領選などの欧州政局不安で下落したことで16:00の113.42から22:40の112.89まで下落しました。
しかし「仏中道派のバイル氏が大統領候補のマクロン氏に共闘を持ちかけた」との報道でルペンリスクの後退からユーロが急速に買い戻されたことに同調してドル円も上昇基調となって04:00の113.63まで上げ続けました。
FOMC議事要旨では「かなり早期」の利上げが適切と述べていたことが伝わりましたが、一方トランプ政権による政策の規模や影響について「大きな不確実性がある」と強調していたことが明らかになり発表直後から米10年債利回りとともに共に急落して04:10には112.94まで下落し、6:20から買い戻しが入って113.31でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り880万株、買い1,210万株 差引き330万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(112億円)、買い(158円)で買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:金属、機械、卸売、不動産、REITなど
買い:化学、陸運など
売り買い交錯:電機、自動車、小売、サービスなど
との観測。