先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年1月23日)

NY DOW    19,827.25(+94.85)
NASDAQ     5,555.33(+15.25)
CME(円建)  19,135
日経先物(夜間) 19,090

・NY株は朝方から堅調に推移し、午前2時から始まったトランプ大統領就任後の演説ではこれまで同様に「米国第一」や雇用創出、インフラ投資などについては言及し、「国家再建と約束回復を国民に表明」「貿易・税制・移民・外交のあらゆる面で米国民に恩恵を与える政策を行う」と述べたものの、具体的な経済政策についての話がなかったことで上げ幅を縮める場面がありましたがプラス圏は維持し、引けにかけて戻してダウは$94高、ナスは0.28%高となりました。
またホワイトハウスのHPで「TPPからの撤退戦略」「NAFTA再交渉」「全ての税率区分での引き下げ」「年4%の成長を目指し、今後10年で2500万人の新規雇用を目指す」などと表明しました。
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は上昇基調となって16:00の114.63から20:30には115.38まで上昇しました。 その後はトランプ大統領就任演説後の02:30過ぎまで114.60-115.30で大きく上下する動きが続き、04:10からは下げ出して04:50には114.21まで下落しました。
そこからは戻して114.58でNYクローズとなりました。

★トランプ大統領就任式の時の動きは、トランプ大統領就任式(2017年1月21日)の記事に詳しく書いています。
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外資系5社経由の注文動向 売り500万株、買い480万株 差引き20万株の売り越し。
金額ベース(5社)は、売り(101億円)、買い(114億円)で買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:化学、ゴム、商社、小売など
買い:金属、電機、保険、サービス、通信など
売り買い交錯:薬品、機械、銀行など
との観測。