東京市場ザラバ~英・国民投票結果で大暴落+CB発動~(2016年6月24日)

2016年6月24日

・昨日のNY株は英国のEU離脱国民投票で残留派が勝利するとの観測が強まったことで、朝方上昇してからは終日高値圏を維持し、ダウ・ナス共に大幅反発となりました。
・本日の日経は95円高く始まりしばらく小幅高水準で小動きでしたが、10時から急落して15,757まで下落し、そこから一旦リバって10時半過ぎにはプラテンしました。
しかしその後は離脱は優勢の報道が徐々に伝わり出すとポンドやドル円が急落したことに引っ張られて急ピッチの下落となり前引けで15,742まで下落しました。
昼休みに先物が急落したことで後場寄りは15,434で寄り付いた後も更に下げが続き、12:48に先物にサーキットブレーカーが発動されて14時半過ぎには14,864まで下落し、14,952.02(-1,286.33)で引けました。
また14時には開票がほぼ終了して離脱支持の勝利が確定し、Brexitとなりました。
ドル円は8:00の106.06から11:40の97.42まで864pipsもの大暴落となりました。

 

日経先物
16,290で寄り付き、9:05に16,360まで上昇しましたが、すぐに反転して9:10には16,220まで下落しました。
そこからは英国国民投票開票結果に一喜一憂しながら16,220-280を上下しました。
しかし10時からポンドやドル円と共に急落して10:05には15,680まで下落し、すぐにリバって10:45にはプラテンして16,250まで上昇しました。
そこからは再び売られ出して離脱は優勢の報道とともに下げ幅を広げて、12:48に14,860まで下落してサーキットブレーカーが発動され、CB解除後12:55に一旦15,190までリバりましたが、その後はジリ下げとなって14:35にはCB値を下回る14,790まで下落し、14,950(-1,220)▼7.54%で引けとなりました。
現物は14,952.02(-1,286.33)▼7.92%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

12:48のCB発動の時の先物板画面

 

マザーズ
前日終値973.74よりも18.05ポイント高い991.79で寄り付き、直後から上げ出して9:10には1,008.29まで上昇しましたが、そこからは反転下げとなって10:05には930.27まで下落しました。
そこからは一旦リバってプラテンしましたが、10:50から再び下げ出して12:50の828.77まで下げ続けました。
その後はリバって13:10には891.52まで上昇した後は866-874での小動きとなり、引けにかけて小幅上げて890.67(-83.07)▼8.53%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は15:10に104.66から104.04まで急落した後はすぐに戻して104.40-50での小動きとなりましたが、18:00からポンド買い、円売りの動きが強まり22:00には106.03まで上昇しました。
その後は105.70-90での小動きが続いて、106.03でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:10に106.79を付けてからはジリ下げとなって106.50近辺で揉み合いとなりましたが、7:40から下げ出し、8:15にサンダーランドが残留支持39%・離脱支持61%で離脱支持が上回った結果が報道されるとポンドと共にドル円も急落となり105.98から102.90まで308pipsもの大暴落しました。
そこからは急速に戻して8:20には105.11まで上昇し、104.50-105.30で激しく上下していました。
9:50に105.69まで急伸しましたが、すぐに反転して10:05に再び急落して103.06まで下落し、再びすぐに戻して10:10には104.75まで上昇し、104.00-105.00での大きな値幅での上下となりました。
しかし11:20から再度下げ出して離脱は優勢の報道でポンドと共に急落となり、11:40には97.42まで超大暴落し、すぐに大きなリバとなって12:00には102.18まで戻りました。
その後12:40から再度下げ出して12:50に99.84まで下落した後は100.50-101.50での上下となり、14:30からリバって102.74まで上昇し、102.30で15時となりました。

ドル円は8:00の106.06から11:40の97.42まで864pipsもの大暴落となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ポンド-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は残留派が優勢との報道で1.4730-1.4930での堅調な動きが続き、1.4836でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:00に英ユー・ガブ社の世論調査で残留支持52%・離脱支持48%の結果が伝わると1.4989まで上昇し、1.4920-1.5010で上下していましたが、7:50から下げ出して8:00に1.4780まで下落し、8:15にサンダーランドが残留支持39%・離脱支持61%で離脱支持が上回った結果が伝わると1.4839から1.4277まで562pipsもの大急落となりました。
そこからはすぐに戻して8:35には1.4724まで上昇した後は1.4500-1.4650での上下となりました。
しかし10:00の1.4512から再び急ピッチで下げ出して10:05には1.3993まで519pipsもの大急落となりましたが、そこからは再度急速に戻して10:30には1.4558まで上昇して行って来いとなりました。
10:40の1.4495から再度下げ出して離脱派が有利な状況になってきたため激しいポンド売りとなって12:00の1.3455まで1,040pipsもの超大暴落となりました。
その後は1.3300-1.3500での上下の後14:55に1.3678まで上昇し、1.3659で15時となりました。 またポンド・ドルは8:00の1.4879から13:20の1.3219まで1,660pipsもの大暴落となりました。

左:ポンド・ドル-5分足 右:ポンド・ドル-1時間足
 

左:ポンド・ドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
寄り後から上昇が続いて12:30には直近高値を更新する152.88まで上昇し、その後は高値圏での小動きとなりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,891.96よりも8.20ポイント低い2,883.76で寄り付いた後はジリ下げとなり、後場寄りには一時3%超の下落となりました。
その後は戻して2,854.29(-37.67)▼1.30%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,011.07(+230.24)
NASDAQ  4,910.04(+76.72)
・昨日のNY株は英国のEU離脱国民投票で残留派が勝利するとの観測が強まったことで、朝方上昇してからは終日高値圏を維持し、ダウ・ナス共に大幅反発となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足