東京市場ザラバ~英国EU離脱国民投票目前~(2016年6月23日)

2016年6月23日

・昨日のダウは英国のEU離脱国民投票を控えて様子見ムードが強く、米原油在庫が予想よりも減少幅が少なかったため原油先物が$2近く下落したことも影響して午後は小幅安での動きが続いたまま引け、ナスも同様の動きとなりました。
またイエレンFRB議長の下院議会証言でも昨日とほぼ同じ内容だったことで材料視はされませんでした。
・本日の日経は6:00に英ユー・ガブ社の最新の世論調査で残留支持51%・離脱支持49%、調査会社コムレスの世論調査で残留支持48%・離脱支持42%との結果が伝わりポンドと共にドル円とCMEも急伸しました。
前日より43円高く寄り付いた後も上昇して前場は16,100-160で堅調ながらも迫る英国EU離脱国民投票を間近に控えて閑散の中、方向感のない動きが続きました。
後場になると一段高となって小動きが続いた後、14時半から更に上げて16,263円まで上昇し、16,238.35(+172.63)で引けました。
また東証一部売買代金は1.57兆円で閑散な一日でした。

日経先物
CME(円建て)清算値15,930よりも130円高い16,060で寄り付き、直後に16,000まで下げた後、急反転して9:20には16,130まで上昇しましたが押し戻されて16,050-110での上下が続きました。
しかし13:20から一段上げて16,130-160で小動きが続いた後14:35から上げ出して14:45には16,220まで上昇し、15:10にドル円が104.66から104.04まで急落しましたが、なぜか影響はなく16,170(+180)△1.13%で引けとなりました。
現物は16,238.35(+172.63)△1.07%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値967.25よりも10.00ポイント低い957.25で寄り付き、9:05に964.38まで上げましたがすぐに押し戻されて、953-959での小動きが続きました。
しかし13:10からジリ上げとなって13:35にプラテンし、その後も上げが続いて14:45には976.88まで上昇し、973.74(+6.49)△0.67%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は16:50に104.31まで下げた後は上昇基調となって23:50には104.77まで上昇しましたが、その後は押し戻されて02:10には104.32まで下落し、104.43でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:00に英ユー・ガブ社の最新の世論調査で残留支持51%・離脱支持49%、調査会社コムレスの世論調査で残留支持48%・離脱支持42%との結果が伝わるとポンドと共にドル円も急伸して6:10の104.54から6:35には104.96まで41pips上昇しました。
そこからは急速に押し戻されて7:00には104.62まで下落し、104.70近辺での小動きとなりました。
9:00に104.52まで急落しましたがすぐに反転して10:05には104.88まで上昇し、そこから押し戻されてからは104.60-70での小動きが続き、14:40から上げ出して14:45には104.74まで上昇し、104.67で15時となりました。
また15:10にポンドが急落したことでドル円も104.66から104.04まで急落しました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
寄りから下げが続いて12:40には151.94まで下落しましたが、そこからは急反転して13:10には152.08まで上昇し、152.12で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,905.55よりも3.15ポイント低い2,902.40で寄り付き、マイナス1以内の動きが終日続いて、2,891.96(-13.59)▼0.47%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,780.83(-48.90)
NASDAQ  4,833.32(-10.44)
・昨日のダウは英国のEU離脱国民投票を控えて様子見ムードが強く、米原油在庫が予想よりも減少幅が少なかったため原油先物が$2近く下落したことも影響して午後は小幅安での動きが続いたまま引け、ナスも同様の動きとなりました。
またイエレンFRB議長の下院議会証言でも昨日とほぼ同じ内容だったことで材料視はされませんでした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足